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学部長あいさつ学部長あいさつ

人間学部 学部長 芝山豊

共に支えあって生きていくために

次々に起こった未曾有の事態の中で、わたしたちは人間の力の小ささを、そして「人は人とつながってこそ生きていける」ということを痛切に感じています。共に支え合って生きるために、本当に必要なことはなんでしょうか。この大学で学ぶのは、まさにそのことだと思います。
共感するこころ、こころのケア、共に暮らす地域社会の在り方、隣人や世界の人々と理解しあうための言語や文化の理解、つながるためのコミュニケーション・ネットワークやメディアの活用力、情報批判力や発信力。その学びは自分のためだけのものではなく、自分以外の誰かのためのものでもあります。ですから、清泉女学院大学は常に社会に開かれた「知のコミュニティ」であり、学生にとって単に知識や技術の習得の場ではなく、学内外の様々な活動を通じて、学びや遊びで培ったものを「現場」へと結びつけていく実践の場なのです。
限りある命を知り、日々を精一杯生きることを示すCarpe Diemという言葉があります。「その日を掴め(Seize the Day)」という意味のラテン語です。この言葉とともに清泉女学院大学の図書館棟の壁面に掲げられているラテン語の言葉もこころに留めておいてほしいと思います。Sursum Corda 「こころを高くあげよ(Lift up your Hearts)。」キリスト教の伝統では、感謝とともにより高き存在へ思いを寄せることですが、誰か大切な人のことを思いながら、元気を出して上を向いて進もうという意味だと考えてもよいと思います。
共に支えあって生きていくために、こころを高くあげ、希望と誇りをもってご一緒に学べる日を楽しみにしています。