71011
保育者論Ⅰ
幼児教育科専任教員
大学名 清泉女学院短期大学
学部・学科 幼児教育科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 必修 単位数 2単位
配当年次 1年 開講期
授業の概要

「保育者論Ⅰ」では、幼稚園・保育所等の保育職の社会的意義や役割を学ぶとともに、保育職の職務の実際と必要とされる資質を理解することを目的とし、全体授業と専任教員ごとのグループ別授業の組み合わせで実施する。全体授業では、保育現場の園長や保育・子どもに関連する専門家による特別講演会を軸に、子どもへの関心や幼稚園・保育所等の保育職の役割等に関する講義を中心とする。グループ別授業は、各専任教員の指導の下、幼稚園・保育所等の保育職の様々な課題等に関する討議や保育現場等との交流活動、見学等を軸とする。

学習到着目標

この科目は、「学習成果Ⅱa 保育の基礎的教養の習得」を目標とする。学修到達目標として、①幼稚園・保育所等の保育職の重要性と社会的役割の理解 、②保育現場との交流や「保育のフィールドワーク」を通じた子どもや保育の理解、③保育職に必要な協働性・協調性、リーダーシップなどの育成、④各種講演会の感想文の作成や討議を通じた保育に対する視野の広がり、を到達目標とする。

成績評価方法

講演・講義の感想文の提出と評価(30%)、グループ授業での活動状況(30%)「保育のフィールドワーク」の実施状況(30%)、「学生e-ポートフォリオ(マナバ)」への取組み状況(10%)とする。

課題に対する
フィードバック方法

講演会の感想文に対してグループセミナー担当教員が添削指導する。また、毎回の「学生e-ポートフォリオ(マナバ)」への感想に対してもグループセミナー担当教員が閲覧しコメントする。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 ■フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

【全体会】全体オリエンテーション、保育職(幼稚園・保育所・こども園)の社会的期待と役割や、保育職に対する保護者、地域、社会からの期待と保育職の使命を学ぶ

予復習

第1回「「社会からの期待と保育職の使命」のふりかえり(マナバ)

担当

西山薫

2 内容

【全体会】特別講演会「こどもの生活体験・自然体験の今」

NPO法人代表者による「野外活動・野外保育の実践」に関する講演会を通じて、子育ての重要性や保育職の役割と期待、および保育職の課題を理解する

予復習

「こどもの生きる力の大切さ」に関するレポートを完成させる

担当

碓井幸子

外部特別講師

3 内容

【グループ】自己紹介、図書館案内、保育の仕事の意義と役割に関するグループワーク

保育者になるための心構え、保育という仕事の意味をグループ内で討議し、考察する

予復習

第3回「保育の仕事の意義と役割」のふりかえり(マナバ)

担当

専任教員全員

4 内容

【全体会】特別講演会「今日の保育職(保育所)に求められる資質」

近隣の私立保育園園長による講演会を通じて、保育園の生活と教育・保育の具体的なイメージを共有し、今日必要な保育者の資質を学ぶ

予復習

「今日の保育職(保育所)に求められる資質」に関するレポートを完成させる

担当

長谷川孝子

外部特別講師

5 内容

【グループ】保育・子どもに関する新聞記事から考えるグループワーク

幼稚園、保育所等や最近の子育てに関する新聞記事を収集し、それぞれコメントを発表し合う。

予復習

第5回「最近の子育てに関する新聞記事」のふりかえり(マナバ)

担当

専任教員全員

6 内容

【全体会】特別講演会「今日の保育職(幼稚園)に求められる資質」

近隣の私立幼稚園園長による講演会を通じて、幼稚園の生活と教育・保育の具体的なイメージを共有し、今日必要な幼稚園教諭の資質を学ぶ

予復習

「幼稚園園長の講演会の感想」を作成する

担当

山﨑浩

外部特別講師

7 内容

【グループ】近隣の保育園・幼稚園・こども園との交流活動の計画と準備1

近隣の幼稚園、保育所、子育て支援センター等との交流活動の計画について討議し、準備を行う。

予復習

第7回「交流活動の計画と準備1」のふりかえり(マナバ)

担当

専任教員全員

8 内容

【グループ】近隣の保育園・幼稚園・こども園との交流活動の計画と準備2

近隣の幼稚園、保育所、子育て支援センター等との交流活動の計画について討議し、準備を行う。

予復習

第8回「交流活動の計画と準備2」のふりかえり(マナバ)

担当

専任教員全員

9 内容

【グループ】近隣の保育園・幼稚園・こども園との交流活動の計画と準備3

近隣の幼稚園、保育所、子育て支援センター等との交流活動の計画について討議し、準備を行う。

予復習

第9回「交流活動の計画と準備3」のふりかえり(マナバ)

担当

専任教員全員

10 内容

【全体会】先輩保育者(幼稚園教諭、保育士)による「保育者になるための生活と学習」

卒業生で現場経験3~5年目の保育者から経験談、保育の仕事の魅力と難しさなどの話を聞き、保育者の将来像を考える

予復習

「卒業生の経験談」レポートを完成させる

担当

小松仁美

外部特別講師

11 内容

【グループ】近隣の保育園・幼稚園・こども園との交流活動の実施

事前の交流活動の準備と計画に基づき、近隣の幼稚園、保育所、子育て支援センター等との交流活動を行う。

予復習

第11回「交流活動の実施」のふりかえり(マナバ)

担当

専任教員全員

12 内容

【全体会】特別講演会「世界の紛争地域に生きる子どもたち」

ジャーナリスト・写真家の方から世界の紛争地域に暮らす子どもたちの姿に関する講演会を通じて、貧困や紛争がもたらすこどもへの影響、日本の子どもたちがおかれた環境を考察する

予復習

「貧困・紛争と子どもたち」に関するレポートを完成させる

担当

塚原成幸

外部特別講師

13 内容

【グループ】保育の仕事とチームワーク、多職種連携に関するグループワーク

保育現場での様々な職種の姿と、保育者との連携、協力の重要性を学ぶ

予復習

第13回「保育の仕事とチームワーク、多職種連携」のふりかえり(マナバ)

担当

専任教員全員

14 内容

【グループ】「保育者論Ⅰ」から学んだことに関するグループ発表会

各グループごとに、これまでのグループ討議や活動を振りかえり、学んだことや保育者に必要なことを発表し合う

予復習

第14回「「保育者論Ⅰ」から学んだこと」のふりかえり(マナバ)

担当

専任教員全員

15 内容

【グループ】保育の現場体験学習(夏期休業中)の事前指導

夏期休業中の「保育のフィールドワーク」のガイダンスを行い、保育現場での体験学習の留意点を学ぶ。

予復習

「保育者論Ⅰをふりかえって」レポートを完成させる

担当

専任教員全員

16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義は4時間程度の予習・復習を奨励します。

各グループの事前の課題の準備に取り組む。また、グループ活動の振り返り(マナバ)と講演会レポートの作成等に一定の時間を必要とします。

教科書

入学時の課題図書2冊

参考書・文献

授業中に適宜資料を配付する

履修条件

学科必修科目(卒業および免許資格要件科目)である

ICT活用 ■自主学習支援【「学生e-ポートフォリオ(マナバ)」を通じたふりかえりと担当教員のコメント】
実務経験 ■実務経験の内容【幼稚園教諭の実務経験のある教員3名が担当者に含まれる】
備考

夏期休業中の「保育のフイールドワーク」(4日間程度の現場体験学習)を含めた単位認定とする