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音楽の世界
山﨑 浩
大学名 清泉女学院短期大学
学部・学科 共通教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 1・2年 開講期
授業の概要

この科目では、歴史的な総合芸術としての「オペラ」をテーマとして教養を深める。世界的に最も上演回数が多いといわれる3つの名作オペラにスポットを当て、オペラやクラシック音楽の歴史、作曲家について、さらには鑑賞のポイントやそれぞれの作品のストーリー、歌手やオーケストラ等について、幅広く学び、実際に映像を通してその醍醐味を味わう。現代のミュージカルや演劇にも大きな影響を与え、今なお人々の心を揺さぶり続ける総合芸術「オペラ」。身近に存在するオペラ由来のメロディ、さらに社会的な意味や影響力、オペラ文化を享受してきた歴史等に触れ、オペラを幅広く理解しながら、作品それぞれの解説、分析とともに優れた映像を鑑賞し、オペラを総合的に理解する。

学習到着目標

この科目は、総合舞台芸術としての「オペラ」をテーマとして、共通教育の学習成果『知識・教養』と『視野の広さ』の習得を目標とする。具体的には、次の3項目を目標とする。①オペラの歴史、クラシック音楽文化における位置づけを理解する。②総合舞台芸術としてのオペラ鑑賞を通して自らの感性を磨く③クラシック音楽全般への興味や理解を深める。

成績評価方法

リアクションコメント30% レポート50%  授業参加姿勢度20%

課題に対する
フィードバック方法

授業後に毎回全受講者によって投稿されたリアクションコメントの中から、次の授業の冒頭で受講者の理解に資する内容のいくつかを取り上げ、フィードバックを行うことで理解を深める。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート □グループワーク □プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

身近なメロディを通して知るオペラの世界

「トゥーランドット」を聴く

フィギュアスケートで有名になったオペラ作品、「トゥーランドット」とは

予復習

予習の必要なし

授業で扱われた作品について文献・映像・音源等の資料で振り返る

担当
2 内容

総合芸術としてのオペラの要素 「ラ・ボエーム」を聴く

オペラを知る(歴史、時代背景、用語等)

予復習

「ラ・ボエーム」について調べる

授業で扱われた作品について文献・映像・音源等の資料で振り返る

担当
3 内容

G.ヴェルディ「椿姫」解説

究極のメロドラマとして大衆の心をとらえたオペラの中のオペラ「椿姫」

予復習

予習として「椿姫」について調べる

ストーリーや鑑賞のポイントを理解する

担当
4 内容

G.ヴェルディ「椿姫」鑑賞①

予復習

配布資料を熟読し理解を深める

授業で扱われた作品について文献・映像・音源等の資料で振り返る

担当
5 内容

G.ヴェルディ「椿姫」鑑賞② と まとめ

予復習

配布資料を熟読し理解を深める

授業で扱われた作品について文献・映像・音源等の資料で振り返る

担当
6 内容

オペラの作り方 日本のオペラハウス「新国立劇場」

日本のオペラハウス「新国立劇場」の舞台裏からオペラを知る

予復習

オペラハウスの構造や公演に関わる構成員、業務全般についての学びを振り返り、各自補足的に調べる

担当
7 内容

G.ビゼー「カルメン」解説

メリメの小説「堕落した兵士の物語」とフランス人作曲家ビゼーによる絶妙のアンサンブル

予復習

予習として「カルメン」について調べる

ストーリーや鑑賞のポイントを理解する

担当
8 内容

G.ビゼー「カルメン」鑑賞①

予復習

配布資料を熟読し理解を深める

授業で扱われた作品について文献・映像・音源等の資料で振り返る

担当
9 内容

G.ビゼー「カルメン」鑑賞② と まとめ

予復習

配布資料を熟読し理解を深める

授業で扱われた作品について文献・映像・音源等の資料で振り返る

担当
10 内容

3大テノールの功績 パヴァロッティ・ドミンゴ・カレーラス を聴く

サッカーワールドカップとともに世界を虜にした3人のプリモ・ウォーモによる圧倒的パフォーマンス

予復習

授業の振り返り

授業で扱われた作品について文献・映像・音源等の資料で振り返る

担当
11 内容

G.プッチーニ「蝶々夫人」解説

プッチーニによる日本の旋律のアレンジ 

異文化の懸け橋としてのオペラ

予復習

予習として「蝶々夫人」について調べる

ストーリーや鑑賞のポイントを理解する

担当
12 内容

G.プッチーニ「蝶々夫人」鑑賞①

予復習

配布資料を熟読し理解を深める

授業で扱われた作品について文献・映像・音源等の資料で振り返る

担当
13 内容

G.プッチーニ「蝶々夫人」鑑賞② と まとめ

予復習

配布資料を熟読し理解を深める

授業で扱われた作品について文献・映像・音源等の資料で振り返る

担当
14 内容

八千草薫主演による日伊合作オペラ映画とは

究極のリアリティを求めた映画人と音楽家の情熱

予復習

オペラ映画についての振り返り

次回授業で記入するまとめレポートの構想

担当
15 内容

伝説のオペラ歌手、M.カラスとデル・モナコ 

永遠のカリスマとして君臨した歌手

まとめレポート作成

予復習

オペラという総合芸術が時代を超えて全世界で継承され広く受け入れられている理由についての考察、をレポートする

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義は4時間程度の予習・復習を奨励します。

教科書

使用しない。資料を配付する。

参考書・文献

知識ゼロからのオペラ入門(幻冬社) オペラ鑑賞講座超入門 楽しむためのコツ(青弓社) 

ほか作品映像 等

履修条件

オペラやクラシックコンサート、またはその映像に日常から興味を持ち、鑑賞すること。履修人数は70名までとする。

ICT活用 ■双方向型授業【リアクションコメント(Google Classroom)と次の授業におけるフィードバック】
実務経験 ■実務経験の内容【舞台演奏家(声楽家)としての舞台活動多数】
備考